REPORT活動報告

矯正医向け「第二回 臨床スタンダードコース」を開催しました。

2021年11月18日(木)、M&Associates Educationによる矯正医向けコースとして、「臨床スタンダードコース 第二回」をベルサール八重洲(東京)にて開催しました。

今回も10名の矯正医の先生方にご参加頂きました。

M&Associatesグループ代表の増岡尚哉先生と、インビザライン社公認ファカルティの戸苅健先生、名駅MA矯正歯科院長の渡部博之先生がそれぞれ講演致しました。

MA 活動報告

「臨床スタンダードコース」は、全4回、4ヶ月かけて行われるコースです。

第二回目は以下のアジェンダに沿って講義を行いました。

1)総論:遠心移動の方法とテクニック
2)論文から学ぶ:2級症例、上顎遠心移動の考え方とその限界値
3)MA Method:2級症例、上顎遠心移動の考え方とその限界値
4)MA Method:3級症例、下顎遠心移動の考え方とその限界値
5)MA Method:2級症例、上顎遠心移動時のアタッチメント、ステージング
6)MA Method:3級症例、下顎遠心移動時のアタッチメント、ステージング
7)クリンチェック作成時の着目点や注意点と作成手順
8)エラスティックやカリエールなどの補助装置の活用
9)トラブルシューティングとその対応

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終了後、受講生よりアンケートにて以下のようなコメントを頂きました。

◆セミナーを通して有効と思われたテーマ
1位:MA Method:2級症例、上顎遠心移動の考え方とその限界値
2位:MA Method:3級症例、下顎遠心移動の考え方とその限界値
同上:MA Method:2級症例、上顎遠心移動時のアタッチメント、ステージング
同上:クリンチェック作成時の着目点や注意点と作成手順

◆講義へのコメント
クリンチェックの作製方法、気を付けるポイントがよく分かった。
感覚的でなく理屈で理解できた。
全て数値等で具体的に説明して下さったので、臨床に活かしやすいと感じた。
「論文のデータを提示→今のMAはどうしてる」の流れが分かりやすかった。トラブルシューティングを多く提示していただいたのも良かった。
・なんとなくクリンチェックを作ってきたが、これを活かしてより精度の高いものが作れそうだと感じた。

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第一回目と同様、講義後にオンラインでの受講生同士の振り返りを実施しました。今回の振り返りでは、治療終了時以外のクリンチェックの確認ポイント(ステージングなど)や2級エラスティックをかける位置、アタッチメント設置位置、カリエールとの併用、顎位の変化量、咬合干渉やスピーカーブの改善ついても議論に上がりました。

アンケートや振り返りフィードをもとに、今後もセミナーの内容をより良いものにして参ります。

次回は、2021年12月9日(木)「アライナーによる垂直的不正咬合の治療 –開口、過蓋咬合の症例を中心に–」にて、治療の際の具体的なポイントについて実際の症例を元にお話させていただきます。